2017年9月号:ウズベキスタン、サマルカンドのグル・エミル廟の装飾

 サマルカンドは、中央アジア、シルクロードの要衝。東と西の文化が入り交じっている。アラブ、イスラム圏のモザイクタイルは幾何学模様で植物も珍しく、動物が描かれることは珍しい。ところがウズベキスタンのサマルカンドでは、アラブのモザイクタイルで植物や動物がモスクの外壁に描かれる。シルクロードを西へ進んだり、北アフリカの地中海沿いを東へ進み、その道が交わる手前からエジプト、トルコ、そしてアラブとはまた違ったイラン(ペルシャ)辺りはそれぞれ個性が強いだけに、建物を装飾する模様を観察すると、それぞれの文化の混ざり具合が分って大変興味深い。 サト☆彡