2008年1月号:フランス:
パリ

 晩夏のパリは、日ざしがいい。写真を撮るなら、こんな晴れた日、朝から乾燥したパリのキラキラ輝く光を撮りにいく。どこを撮ってもくっきり、建築装飾の彫刻のディテールを撮るにはうってつけ。朝から日ざしを追い掛けて、東側面、南側面西側面と回っていく。光が通ると逆光もまた劇的。影はすがすがしく、床や壁の反射がやさしい。