鳩・ゴンドラ・波 1998.09.02.Wed.
←サンマルコのぬし。鳩の番人?
朝早くから夜遅くまで終日ここに座る老人。ちょっとあぶない。
ドゥカーレ宮前,サンマルコ広場の水際に2本の柱が立っている。その柱脚は段になっていて,…↓
→はぐれ鳩:通りから路地を覗くとたまに,一羽で歩いている鳩を見かける。 ↑広場には井戸がある。そこから流れる水で鳩が行水。鳩を撮影していたら,あのじいさんに怒鳴られた。
●遊覧ゴンドラに乗るメジャーな場所の一つ。リアルトに向かいサンマルコ広場の北側の回廊にあるオリベッティのショールーム… ↑…一本は旅人の足を癒し,もう一本は柵の中に置かれ,鳩がその羽を癒している。↑広場で人間相手にさぞ疲れたことだろう。
…の一つ西の路地をぬけるとちょっと広い運河にゴンドラがいっぱい浮かんでいて,乗船待ちや値段の交渉中の客でにぎやか。 赤い毛氈に黒光りの船体と椅子。赤と黒のオリベッティ(タイプライターのメーカー:CMのキャッチ)はここから来てるのか!?
夏の運河は臭いと聞いてたけど,10年前の冬とあまり変わらなかった。でも,水に映る色は鮮やかに見えた。 ↑嘆きの橋の見える橋の上から:ゴンドラがひっきりなしに行き来し,みなもに写る陽も止ることを知らない。
町並みも色だけ取り出して映すので,色の混ざり具合が面白い。 運河の水はお世辞にもきれいとは言えない。でも現在の技術で透き通らせるのは間違いかもしれない。
壁と窓が作る模様→ ↑強い日差しで反射してできる模様もベネチアの風景。
→こんな色でも立派。案外濃い色まであった方が全体のバランスをとりやすいのかも。空ともマッチ… …建物の色でいえることは,壁面と屋根には緑と青を絶対に使わないこと。だから庇や建具枠などの彩度の高い青や緑が活きている。
看板も楽しみの一つ
壁に濃い朱は無かった。