●LUXOR● ●ルクソール● 2002.01.02
カルナック神殿
Ma'bad Il-Karnak
マアバド・イル・カルナク
-カルナック アモン神殿-
   
   
   
   
   
   
   
   
   
アガサクリスティ原作、映画「ナイル殺人事件」のロケ地の現実

 映画「ナイル殺人事件」のカルナック神殿のシーン。一行はラムセス3世神殿と第2塔門の間からカルナック大神殿の中に入ってくる。ところが次のシーンでは、なぜか、第1塔門から中庭の雄羊の列を見ながら反対に、さっき入ってきたラムセス3世神殿に向かって歩く。
 柱の間には第2塔門から入ることになるはずが、次のシーンでは、柱の間の北東側に開いた入り口から入ってくる。後ろに第1塔門が見えないだけでなく、その前のシーンでは登場しないヤシの木が写っている。軸線の通路の上にないはずの梁が渡っている。

 柱の間、二人の脇に石が落ちるシーン。柱頭部の形から、第2塔門から入ってすぐ右1本目の柱。犯人はいったん戻り、雄羊の向かい側にあるセティ2世神殿の裏、第1塔門の付け根辺りから階段を上り壁の頂部へ行く。犯人は壁の上を第2塔門の方向に向かっているが、石を落とす柱の上へは第2塔門の上の、少なくとも約5m離れている部分、空中を飛ばなければ行けない。
 そして落ちた石。あの大きさでは、人力にてこを使っても動くとは思えない。

 さて、驚きながらも無事だった二人はアブシンベル神殿へ、映画では「せいぜい2〜3時間よ」といっているが、ここルクソールからアブシンベルは約400km離れている。夕刻までに船に戻るには、飛行機でも無理。あの場面は必要?行ってみたかったのね。