墓地をとおりすぎたところで朝日が昇ってきた。貨物列車が車輪の音を高く響かせて過ぎていった。しばらく登ると1件の農家があり道はそこで終わっていた。そこまで来て始めて,最初の目印の鉄道の高架トンネルがひとつ手前であったことにみんな気がついた。しかし,みな引き返そうとは思わなかった。もう,そのさきに白い建物が朝日を浴びていたからだ。そのまま農家の脇を抜け,畑の中をとおり,木々をかき分け,教会の門の前に出た。
ノートル・ダム・デュ・オー礼拝堂
Chapelle de Norte dame du haut
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